【動画による解説】





【写真による解説】
道具の用意 
木工用ボンド、ハサミ、ピンセット、カッターナイフ、つまようじは必要でしょう。
表板・裏板の製作 
表板とのりしろとなるパーツを丁寧に切り出します。のりしろを切り取ったら一本ずつ曲げておきましょう。
表板はあらかじめクセをつけて湾曲させておきます。こうすると、ボディのふくらみがより美しくできるようになります。
のりしろと表板の合わせ位置は、穴どうしを合わせることで確かめることができます。
ネック側の端部は、ボディの切り欠き部分のセンターになるように位置を決めます。
のりしろを全周接着します。ただし、f孔下の「帯」部分は接着しないように注意してください。次のステップで使いますので、参照してください。
「帯」を引っ張って少し重なるように接着して、ボディに湾曲をつけます。重ねすぎるとボディがふくらみすぎて歪み、重ねが少ないと平坦な仕上がりになってしまいます。
また、接着剤が多いと乾くまでにズレて重なりが少なくなってしまうことがありますので、適度な量をつけるのがコツです。
裏板も、表板と同様に製作します。あらかじめクセをつけて湾曲させておきます。
ネックが着く側の端を折ります。
のりしろの合わせ位置は、表板の場合と少し異なります。エンドピン側は写真のようになります。
ネックがつく側は、写真のような位置になるようにのりしろを接着します。
のりしろと裏板を接着し、「帯」を重ねてボディにふくらみをつけます。
写真は、「帯」を重ねて接着して、乾くまでピンセットで押さえているところです。
「帯」には組み立ての過程で力がかかりますので、接着剤が乾いていないと重ねた部分が外れることがあります。接着剤はよく乾かしましょう。
「柱」の製作 
ボディに厚みをつける「柱」をつくります。
ボディの組み立て 
「柱」を片方の板に接着します。写真は、まず裏板に「柱」を接着していますが、表板でも問題はありません。
裏板に「柱」が6本ついた状態です。
表板をつけます。ボディにふくらみがあるため「柱」が内側に“転ぶ”傾向にあります。表板にも裏板と同じ位置に「柱」がつくように、1本1本位置を矯正しながら接着していきます。
真横から見ると、こんな感じです。
側板を貼ります。事前にバイオリン外周の形に曲げておきましょう。
まずはf孔横の「柱」に接着します。このとき「柱」の頂辺と側板の“折り目”の位置が一致するようにしてください。
クローズアップ写真です。ここからはボディの仕上がりがねじれたりしないように、左右の側板を同じように進めていきます。
ボディの広い方の側板を貼ります。のりしろにノリをつけて、一気に貼ります。このときに側板を押しすぎると内部に落ち込んでしまいますので注意してください。コツは、ボディの表板と裏板を広がらないように軽く押さえながら(写真の右手親指と中指)、人差し指で側板を貼っていくことです。
側板の終端と「柱」の辺が平行になっているかを見ると、正しく貼れたかどうかをチェックできます。もし平行になっていない場合は側板がどこかで浮いていたり落ち込んでいたりする可能性がありますので、接着剤が乾かないうちに手早く修正しましょう。
ボディの「くびれ」部分は少し貼りにくいですが、慎重に進めてください。このときも側板を押しすぎないように注意してください。正しく貼れると、側板の折り目がもう一つの「柱」の頂辺にほぼ合う位置になります。
同様にボディ幅の狭い(ネックが取り付く)方も貼ります。
こちらは「柱」が先細りになっているので、側板の終端と「柱」の辺が平行になっていないのが正しい貼り方です。
完成したボディ。バイオリン特有の美しい膨らみが再現されています。
次はネック作りに進みます。
疲れた方は、この辺で休憩をとりましょう。
ネックの製作 
スクロールの部分は、補強のために紙をもう一枚貼って二重にします。この補強紙は組み立て後に「内側」になるようにしてください。
順番に接着していきます。ネックは歪みやすいので、一面を貼るたびに歪んでいないかチェックしながら組み立てていくのがポイントです。
スクロールは、全体の中で最も重要で難易度の高い部分です。外周を接着して、写真のように一つめの穴に差し込んだ状態で乾くのを待ちます(一つめの穴には引っ掛けているだけで接着していません)。
三つの穴の付近などにボンドを薄く塗り、一気に丸めて写真のような形にします。穴一つずつを順番に貼っていくのは、概してうまくいきません。くるっと一気に丸めてしまうのがコツです。
曲線がガタガタしている場合などは、なめらかな曲線を描くようピンセットでつまんで修正します。
心棒を差し込み、スクロールの端部を接着します。あとは、心棒の端をふさぐ丸いパーツを貼ればネックは出来上がりです。
指板(しばん)の製作 
指板は一枚のパーツでつくります。
写真のように折って、三つの面にクセをつけて湾曲させておきます。
先細りになっている側から接着します。平面同士を接着して断面形状が「半月形」になるようにします。真ん中の曲面にベタッと接着して「三日月形」になってはいけません。また、ねじれが出ないように注意してください。
残りの曲面を接着します。こちらは断面形状が「三日月形」になるように接着します。
ボンドが乾く前に指板にゆがみがないかをチェックし、できるかぎり修正しておきます。乾いてしまうと修正は難しくなりますので、必ず乾く前に行いましょう。
ネックに指板を取り付けます。
指板の先端についている「ベロ」をペグボックスの中に折り込みます。ペグボックスを少し広げて入れます。
テールピースの製作 
テールピースは細かいパーツもありますので、丁寧に切り出します。
ちなみに、このテールピースは「ヒルモデル」です。
テールピースを折り曲げて、先端の三角形パーツを接着します。
エンドピン用の円柱になるパーツを丸めます。大変小さなパーツですので、取り扱いには注意してください。
エンドピンを組立て、テールピースに接着すればOKです。
コマの製作 
コマは3枚のパーツを貼り合わせてつくります。細かい形をしていますので、丁寧に切り出してください。
「脚」がついたパーツを真ん中に、両側から貼り合わせます。真ん中のパーツには上部に弦のガイドになる「くぼみ」が4箇所あります。
「台」の製作 
テールガットが当たる小さな「台」をつくります。これも大変小さなパーツですので、取り扱いに注意してください。
三角形断面になるように接着します。
ペグの製作 
ペグは2つのパーツからできています。
軸の部分を丸めて、つまむ部分は紙を重ね貼りして厚みを出します。つまむ部分の根本に接着剤を(多めに)つけて、軸に差し込んで歪みのないように固定します。
ペグは弦を張るときに力がかかるパーツですので、接着剤をよく乾かしましょう。
ペグの接着剤がよく乾いたら、ネックのペグボックスに差し込みます。ペグの軸はわずかに先細りになっていますので、差し込みが少しキツい状態が適度です。これにより、弦を緩まず張ることができます。本物のバイオリンと同じ原理ですね。
全体の組み立て 
指板とペグを取り付けたネックをボディに接着します。
ネックの角度は、指板の先端がボディに近すぎず、離れすぎないようにします。
仮にコマを立ててみると弦の通り道がわかります。その弦よりもわずかに下に指板が位置するようにします。だいたい写真のような感じが適度です。
次にテールガットが当たる「台」をボディに接着します。ボディに開いた小さな穴が左右のセンターですので、それを目印にして真ん中に接着します。
エンドピンを側板の真ん中に接着します。上下左右ともに真ん中の位置になるようにしてください。

(注意)
新パッケージのキットはエンドピンまわりの作りが変更されています。付属の説明書に従って組み立ててください。
接着するのはエンドピンだけで、テールピースはぶらぶらした状態です。
コマを差し込みます。接着はしません。
コマは左右対称ではありませんので注意してください。弦がかかる上辺が、片側はより斜めに落ち込んでいます。写真で、指でつまんでいる側がその「片側がより落ち込んでいる」側です。
弦の「止め」がある方をテールピースの穴に通します。
弦のもう一方をペグの穴に通します。弦が長い場合は適度な長さに切ってから通してください。ペグまでの長さより5cmくらい長ければ適度です。
ペグで弦を巻きます。弦が緩まないように軽く張りながら巻くと綺麗に仕上がります。
弦を巻いているところです。テールピース側も、弦が抜けていないか注意してください。コマは差し込んであるだけですから倒れています。だいたい巻けた段階で、コマを立てます。巻きが足りないとコマは再び倒れ、巻きすぎているとコマを立てることができません。ペグで弦の張り具合を調整してください。
G線(一番低い音)とE線(一番高い音)を張ったところです。続けてA線とD線(残りの2本)も張ります。一本目からキッチリ張らずに、全体をアバウトに張ってから個々の張り具合を調整するようにしましょう。
弦を張ることでテールピースの位置が決まります。これも本物のバイオリンと同じ原理です。
最後に「あごあて」を接着します。
これで完成です。
パーツごとに細かいミスがあっても、全体ができあがるとあまり気になりませんね。付属の「壁掛け具」で掛けたり、お好みのケースに入れたり、あなたの「芸術品」を飾っていつまでも大切にしてください。

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